ウィンタースポーツの代名詞として親しまれているスキーとスノーボード。多くの方々が冬に楽しむための場所として、日本全国のスキー場を訪れます。しかし、冬に賑わうスキー場は夏にはどのようなサービスを提供しているのでしょうか。
ここでは、北アルプスの美しい風景に囲まれた白馬エリアのスキー場が夏にどう変わるのか、その魅力について詳しくご案内します。長野県を訪れる際に、参考にしていただけると幸いです。
栂池高原スキー場
長野県小谷村に広がる栂池(つがいけ)高原スキー場は、規模が大きく、日本屈指のスキー場として知られています。冬のスキーだけでなく、夏にも楽しいアクティビティが盛りだくさんあります。
栂池ゴンドラリフト・栂池ロープウェイ・栂池自然園
夏の季節には、栂池ゴンドラリフト「イヴ」と栂池ロープウェイが稼働し、観光客に喜ばれています。これらを乗り継ぎ、栂池自然園に到着することができます。自然園は標高1,900mに広がる湿原で、ミズバショウやニッコウキスゲなどの植物を見たり、絶景を楽しんだりするトレッキングスポットとなっています。
栂池ゴンドラリフトは、栂池高原駅から山頂の栂の森駅まで、距離4,120m、高低差625mを約20分で進む6人乗りのゴンドラです。途中には白樺駅もあります。栂池ロープウェイは山頂から栂大門駅から自然園駅までの距離約1,200m、高低差284mを約5分で移動する71人乗りのロープウェイとなっています。
白馬つがいけWOW!のアクティビティ
ゴンドラリフト「イヴ」の中間駅に広がるアドベンチャー施設、白馬つがいけWOW!は、大人から子供まで楽しめる新しい感覚のアクティビティが盛りだくさんです。自転車で空中散歩「コギダス」、空中ダイブ「トビダス」、その他「アミダス」「カベダス」などのユニークな名前のアクティビティが楽しめます。夏の高原リゾートを堪能するためのドッグランやバギークルーズ、高原BBQ、テントサウナなども用意され、楽しさがいっぱいです。
栂汎高原は、冬のスキーシーズンだけでなく、夏にも楽しいアクティビティがたくさんあり、家族や友達との素晴らしい思い出作りに最適な場所となっています。夏の自然の美しさと冒険の楽しさを一度体験してみてはいかがでしょうか。
営業期間・料金
営業期間
- 栂池ゴンドラ、栂池ロープウェイ 2023年6月10日(土)~10月22日(日)
- 白馬つがいけWOW!は7月8月は連日営業、9月10月は金土日月営業
営業時間(ゴンドラ・ロープウェイ)
- 上り 7:00~8:00 ※季節によって異なります。
- 下り 16:40~17:20 ※季節によって異なります。
乗車料金(ゴンドラ・ロープウェイ)
大人(中学生以上)3,700円/小児(小学生)2,100円
(栂池ゴンドラ、つがいけロープウェイ、栂池自然園入場料込み)
交通アクセス
- 車で行く場合:上信越自動車道長野ICからオリンピック道路経由で約80分、長野自動車道安曇野ICから北アルプスパノラマ道路、国道148号線経由で約80分
- 電車で行く場合:JR大糸線南小谷駅から村営バスまたはタクシーで約10分
白馬岩岳スノーフィールド
白馬マウンテンハーバー
長野県白馬村に位置する白馬岩岳スノーフィールドは、26の多彩なコースとツリーランで知られる素晴らしいスキー場となっています。白馬岩岳の山頂部分からは、壮大な360度のパノラマが広がり、訪れる人々を魅了しています。
山頂へのアクセスは、白馬岩岳ゴンドラリフト「ノア」で約8分の距離。標高1,289mに位置する山頂には、おしゃれなカフェ&テラス「ハクバマウンテンハーバー」があります。ここからは白馬三山や北アルプスの絶景を一望できるので、夏場には涼しい景色、秋には美しい紅葉が楽しめます。
山頂テラスに併設されているベーカリー「ザ・シティ・ベーカリー」は、ニューヨークからの逸品。限定メニューも取り揃えており、絶景テラスで美味しいドリンクやスイーツと共にくつろぐひとときは格別です。
夏場には2019年に氷河認定された「唐松沢雪渓」を始めとする北アルプスの涼しい風景が楽しめ、秋には「北アルプス三段紅葉」と称される美しい紅葉のグラデーションを見ることができます。
白馬岩岳スノーフィールドは、四季折々の風物詩とおしゃれなカフェで楽しむ一日を提供しています。スキーシーズン以外でも存分に楽しめるスポットとなっているので、ぜひ一度訪れてみてください。
営業期間・料金
営業期間
2023年4月28日(金)~11月12日(日)
営業時間
8:45~16:30
入場料金(ゴンドラ・リフト往復料金)
大人(中学生以上)2,400円/小児(小学生)1,300円/ペット700円/未就学幼児は無料
交通アクセス
- 車で行く場合:上信越自動車道長野ICからオリンピック道路経由で約60分、長野自動車道安曇野ICから北アルプスパノラマ道路、国道148号線経由で約60分
- 電車で行く場合:JR大糸線白馬駅から無料シャトルバスが運行しています。
白馬八方尾根スキー場
八方アルペンライン・八方池
白馬八方尾根スキー場は、日本を代表する山岳リゾートとして知られる美しい場所です。ここには夏場に営業する八方アルペンラインという素晴らしい観光施設があります。このアルペンラインは、ゴンドラリフト「アダム」やアルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトなど3つの乗り物から成り立っており、全体の延長は3,445mにもおよびます。
40分ほどの気持ちのいいリフトの旅を楽しんだ後、標高1,830mの第1ケルン、八方池山荘に到着します。ここからは、八方池へのトレッキングが始まります。この散策は60分~90分ほどで、美しい八方池や唐松岳に向かう尾根沿いの風景を堪能できます。八方池の周囲は、晴れた日に北アルプスの絶景が水面に映ることで名高く、多くの観光客に愛されています。
うさぎ平テラス
白馬八方尾根スキー場は、多くのスキーヤーに人気のある場所です。夏場には標高1,400mの山頂にあるうさぎ平にゴンドラリフト「アダム」で登ることができ、テラスが併設されています。このテラスには、レストランやベーカリーカフェ、ショップがあります。さらにオープンテラスからは戸隠連峰や浅間山、八ヶ岳連峰などの壮大な景色を楽しむことができます。
白馬マウンテンビーチ
うさぎ平テラスの屋上には、山岳ビーチリゾートが広がっています。この場所は、山の上にいることを忘れさせるほどのおしゃれな空間です。ここには、オリジナルメニューを提供する「ビーチラウンジエリア」や、サウナ&ジャグジーエリアがあります。ビーチパラソルやビーチベッド、バーなども併設されており、ジャグジーと共にゴンドラサウナも楽しめます。ここでは、大自然の絶景を前にして、心身を癒すことができるでしょう。
営業期間・料金
営業期間(八方アルペンライン)
2023年6月10日(日)~11月5日(日)
営業時間
- 上り 6:30~8:00 ※季節により異なります
- 下り 16:50
乗車料金(八方アルペンライン往復)
大人(中学生以上)3,300円/小児(小学生)2,100円
交通アクセス
- 車で行く場合:上信越自動車道長野ICからオリンピック道路経由で約70分、長野自動車道安曇野ICから北アルプスパノラマ道路、国道148号線経由で約70分
- 電車で行く場合:JR大糸線白馬駅下車後、バスで10分、タクシーで5分
まとめ
白馬といえばスキー場の冬のイメージが強いですが、夏には北アルプスの絶景を最大限に活かした多彩なアクティビティが展開されています。今年のグリーンシーズン、白馬へ足を運び、大自然の中で非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。